19番目は金沢中央信用組合です。同信用組合は、かつては食料品業界の業域信用組合でしたが、金沢市近郊に限って一般の人も利用できる金融機関になっています。
2002年には破綻した不動信用組合の業務を引き継ぎ、2005年には大野信用組合と合併しています。
ちなみに不動信用組合の破綻時の概要は
預金量:93億円
貸出金:60億円
店舗数:3
役職員:24
旧本店所在地
https://maps.app.goo.gl/a8SxrBRGcfhB6GiZ7
破綻の経緯は大口理事長案件の不良債権化です。審査機能が働いていなかったのが原因です。
2001年3月の情報しかないのですが、合併した
大野信用組合の概要は
預金量101億円
貸出金 39億円
店舗数2
でした。
金沢中央信用組合の概要ですが、2020年決算では
預金量:208億円
貸出金: 97億円
預貸率:46.63%
自己資本比率:10.45%
不良債権比率:10.08%
店舗数:3
職員数:28
決算の中味です。
経常収益302百万円 経常費用278百万円 経常利益24百万円です。
本業である資金収益と役務収益は279百万円ですからほぼトントンの決算内容です。
経常費用を本業の収益で賄えない金融機関もあることから健闘はしています。
しかしながら、借入金が800百万円あること及び不良債権比率10%以上であることからやや不安要因があります。
コロナ渦で今後不良債権の増加を見込むと厳しい状況に陥る可能性があります。
頑張れ、金沢中央信用組合❗
金沢中央信用組合本店
https://maps.app.goo.gl/88jGZRrezMAmSjpc7