2001年3月現在、福岡県庁信用組合と新潟鉄道信用組合との間には2つの信用組合がありました。それぞれの消滅までを見て見ましょう。尚、当時の新潟鉄道信用組合の預金量は46億円でした。それでは、当時の預金量順にいきますよ。
五城信用組合 預金量39億円
石川たばこ信用組合 預金量44億円
五城信用組合は宮城県柴田郡大河原町に本店を置いていた信用組合でした。2013年に福島県相馬市に本店を置く相双信用組合と対等合併しています。今は相双五城信用組合となりました。相双信用組合の地盤は東日本大震災による原発事故の影響で取引先の営業再開できない状態が多く、五城信用組合の地盤である宮城県南部に進出することにより活路を見出だそうとしたものです。
五城信用組合の預金量が2013年の合併当時でも40億円であることを考えると、五城信用組合も伸び悩んでいたのかなと感じます。
でも合併前3店舗ありましたが、店舗統廃合されず残っています。
旧本店 現在大河原支店
https://maps.app.goo.gl/kL9dMmhT4TZx9eZX7
石川たばこ信用組合
たばこ小売店向けの信用組合でしたが、2002年に破綻し、北國銀行に業務を引き継ぎました。破綻の原因は資金運用をリスクの高い有価証券に頼り過ぎたため、有価証券価格の下落により破綻したものです。やはり、良質な貸出先を確保していることが金融機関の鉄則ですね。
ここまでで、16の金融機関をご紹介しましたが、今残っているのは3つの金融機関です。生存率18.75%です。